社交ダンスのラテン5種目の違いを初心者にわかりやすく解説!



社交ダンスはラテン種目と

スタンダード種目に別れています。

 

ラテン種目は全部で5種目あります。

他にも数種類あるのですが、

一般的に踊る頻度が高いのは5種目です。

 

スタンダード種目に比べると、リズミカルな

曲が多く男性と女性が離れて踊る事が多いです。

 

社交ダンスはソシアルダンス、

ボールルームダンスとも呼ばれますが、

言い方が違うだけで、全て同じダンスです。

 

ラテン5種目を紹介します。

1・ルンバ

2・チャチャチャ

3・サンバ

4・パソドブレ

5・ジャイブ

の5種類。

 

これに加えて、

・ジルバ

・マンボ

・スクエアルンバ

等があります。

 

それぞれ紹介していきましょう。

1・ルンバは愛のダンス?

社交ダンスのルンバは愛を表現する

踊りと言われています。

 

踊る時に使う曲も、切ない感じだったり、

優しい感じだったりします。

 

また、ルンバの由来は奴隷たちのダンスとも

言われており、足に重りをつけているように、

足を床から離さずに、引きずるように踊るのも

特徴です。

 

リズムは4分の4拍子です。

「1234」「1234」のリズムで踊りますが、

カウントの1はステップをしません。

2から踊り始めます。

 

ですのでカウントする時は

「2341」「2341」と言うことが多いですね。

 

ラテン種目の中では一番ゆっくりなテンポなので、

初心者には覚えやすく、踊りやすい種目です。

 

実際にルンバを踊っている動画を見てみましょう。

彼らはスラビック&カリーナ組。

世界でとても人気の高いダンサーです。

 

優しい曲でゆったりと踊るルンバ。

とてもいい雰囲気ですよね。

2・チャチャチャの特徴と歴史

次に紹介する種目はチャチャチャです。

チャチャチャはキューバで生まれたダンスです。

 

ルンバと兄弟関係の種目で、同じ名前の

ステップや似た動きがたくさんあります。

 

初心者はルンバを覚えた後にチャチャチャを

習うと、スムーズに覚えられます。

 

チャチャチャは男性と女性がお互いを

意識しながら、駆け引きを楽しむダンスです。

 

相手にちょっかいをかけて、それに対して

リアクションをするといった動きが楽しいですよ。

 

チャチャチャはルンバに比べると曲が早いので、

軽やかにリズミカルに踊ります。

 

リズムは4分の4拍子で、

カウントは「1234&」「1234&」です。

 

踊る時は前の小節の終わりの「4&」と

次の小節の始まりの「1」をつなげます。

 

4&1の部分で足を掛けるロック動作や

足を閉じて開くシャッセ動作があるのが

チャチャチャの特徴です。

ロック・・・足を開く、掛ける、開く動作

シャッセ・・・足を開く、閉じる、開く動作

 

4&の部分はリズムが早くなるので、

踊りに変化が付いて楽しいです。

 

陽気でスタイリッシュなダンスで、

ラテンダンサーには人気の高い種目ですね。

 

実際に踊っている動画がこちらです。

マイケルジャクソンの名曲「ビリージーン」で

踊っているチャチャチャです。

 

かっこいいですよね~。

先ほど説明したルンバとは雰囲気、

感じがかなり違いますよね。

 

ラテンは種目ごとに踊りの特徴が

はっきりとしています。

3・サンバは一番陽気な種目

サンバと言えばまず連想するのが

ブラジルのリオのカーニバルですよね。

 

みんな陽気に楽しそうにサンバを

踊っているイメージがあるかと思います。

 

社交ダンスのサンバもブラジルが

発祥の地ですが、本場のサンバに比べると

リズムがゆっくりです。

 

サンバは移動するステップが多い種目で、

フロアを大きく移動しながら踊ります。

 

そして、バウンスアクションという

膝の上下運動があるのが踊りの特徴です。

 

リズムは4分の2拍子で「1a2」「1a2」と

カウントします。

 

社交ダンスのサンバを踊っている

動画を紹介します。

見たことがある本場のサンバとは

かなり違いますよね。

 

サンバの代表曲は「ブラジル」

「コーヒールンバ」があります。

4・パソドブレは闘牛士のダンス

続いて紹介するのがパソドブレです。

 

パソドブレは闘牛がモチーフになっている

ダンスで男性は闘牛士(マタドール)

を演じて踊ります。

 

襲ってくる闘牛をギリギリでかわす動作が

ステップの中にたくさん出てきます。

 

女性はステップによって、男性が持つ

ケープや闘牛を演じます。

 

男性が主役になるダンスで、

力強さ、かっこよさを表現します。

 

パソはスペイン語で「一歩・ステップ」

の意味があり、ドブレは英語のダブルの意味で

「倍の・2倍」と言う意味があります。

 

そのため演奏される曲のテンポも速く、

1分間の小節数はラテン5種目の中で

一番多いです。

 

リズムは4分の2拍子です。

基本のリズムは「12」「12」なのですが、

ステップを覚えやすいように「12345678」

とカウントすることが多いです。

 

使う曲はエスパニア・カーニです。

テレビで闘牛のシーンが出てくるときに

よくかかりますので聞いたことがあると思います。

 

エスパニアカーニで踊っている

パソドブレの動画がこちらになります。

男性は闘牛士が着る上着を着て(正確にはちょっと違います)

女性はマタドールが持つケープに

見立てたロングスカートをはいて踊ります。

 

力強いダンスです。

 

見るとわかると思いますが、他の種目に

比べると男性と女性の間にかなりの

緊張感がありますよね。

 

闘牛をテーマにしているので、

お互いに一瞬たりとも気を抜くことができません。

 

相手の動きを感じて、意識して踊ります。

高い緊張感が要求されるダンスです。

5・ジャイブはロックンロール

ジャイブはロックンロールの曲で

踊るダンスです。

 

飛んだり跳ねたりするのが特徴で、

5種目の中で一番自由なダンスですね。

 

ジャイブはとにかく明るくハッピーなので、

曲を聞いているだけで楽しくなりますし、

踊っていてもとても楽しい種目です。

 

ジャイブはジルバから

発展したと言われています。

 

ジルバは正確には「ジタ・バグ」と言い、

体を揺らしたり、震わせるダンスでした。

そこから発展してジャイブになりました。

 

音楽は4分の4拍子です。

「1a2」「1a2」または「QQQaQ」

とカウントします。

 

楽しいジャイブを踊っている動画です↓

ジャイブはとにかく楽しんで踊りましょう。

ジルバ

ジルバはラテン種目なのですが、

相手と手を組んでいることが多いのが特徴です。

 

ほとんどのステップを組んで踊るので、

男性のリードがわかりやすい種目ですね。

 

リズムは4分の4拍子で「SSQQ」と

カウントして踊ります。

 

ステップもシンプルなので初心者が

踊るのにおすすめですよ。

 

ジルバを実際に踊るとこのようになります。

 

マンボ

マンボは男性と女性が向かい合って

踊るダンスです。

 

男性の動きを見て、女子が1小節遅れて

真似をして同じステップを踊るのが特徴。

 

ステップがとてもシンプルで、種類も

少ないので初心者には覚えやすい種目です。

 

音楽は4分の4拍子です。

「QQS」「QQS」とカウントしながら踊ります。

 

映画「シャルウィダンス」で、社交ダンス教室に

通い始めた役所広司が踊っていた種目です。

 

実際の動画がこちらになります。

スクエアルンバ(ボックスルンバ)

スクエアとは四角と言う意味です。

四角形に動くのでスクエアルンバと言います。

 

先ほど説明したルンバよりもシンプルな

動きで、前後と左右に動くだけです。

 

最後に

社交ダンスのラテン種目を

解説させていただきました。

 

踊ってみたい種目はありましたか?

種目ごとに動き方や音楽に特徴があるので、

それぞれ面白みがあります。

 

「私はルンバのあの雰囲気が大好き!」

と言う人もいますし、

「ジャイブの速い曲で飛び跳ねるのが好き!」

と言う人もいます。

 

社交ダンスを踊れるようになると、

もっと人生を楽しむことができます。

一緒に楽しんで行きましょう♪

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