初心者のうちは、どうしても足型が気になって
足元を見てしまいがち。
でも、スタンダードの場合、
足元を向いてしまうとうまく踊れない。
そうすると
「顔を上げて!」とか
「上を向いて!」とか
言われると思う。
顔の向きは大事です。
ですが、スタンダードの場合、
顔が”上を向く”ということはありません。
右か左のどちらかだけです。
なので、踊っている時に天井が見えている場合は要注意です。
なぜかといえば、上を向いて踊ってしまうと”目が回ります”
それに、首の後ろ側のラインも折れてしまうので、
呼吸も苦しいし、ルックスも悪くなります。
じゃあどこを見てるのか?と言えば、
感覚的には”遠くの床”を見ています。
これはオーバースウェーの瞬間です。
よ~く見ると男性は女性の顔の方を見てますね?
目線はちょっと下がり気味です。
で、女性は遠くの床を見てますね。
二人共、上を見ていません。
僕が学生の頃はひたすら「上を向け!」
と言われてきました。
もう十分に向いているのに「もっと上を向け!」と。
正直言えばそこに技術的な根拠は何もありません。
あるのは「やれと言われたらやれ!」という根性論のみ。
でも僕はそこまで出来なかったな。
ちなみに。
「上を向け!」
と言われて、素直に誰よりも上を向いて、天井を
ずーっと見ながら踊っていた学生がいたらしいです。
彼らはその後、学生の全日本戦を
4連覇した伝説のダンサーになりました。
素直が一番ってことでしょうか?
話がズレちゃったけど、顔の向きは右か左のみ。
女子の場合、
クローズドポジションの時は左。
プロムナードポジションの時は右。
上を向くことはありません。
遠くを見るのです。
100m先の床を見るような感覚が調度よいでしょう。
だって、上を見たら天井の蛍光灯以外何も見えないよ。
ちゃんと自分が踊る方向を見ていかないとね。
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