社交ダンスは基本的に男子がリードを
するものだけど、逆の時もあるんだよね。
ジョアンナにレッスンを受けた時。
リード&フォローの話になって、
「常に男性がリードを仕掛けるわけじゃなく、
女性からリードをして男性がフォローする
こともあるの」
って教わったよ。
お互いにリードを感じ合うために、
種目やステップを決めずに、相手の動きのみ
を感じて踊る練習方法を習った。
押されたら下がる。引かれたら出る。
回されたら回る。
自分がリードするのは慣れているからいいんだけど、
リードを受けて反応するというのは初めて。
新鮮な感覚でなかなか面白い。
リードの「量」も感じる必要があるね。
1回転分の量のリードなのか、2回転分なのか。
ドロップのリードがきたら素直に倒れる。
く・・・体が硬いから難しい(笑)
この練習には常にしなやかで柔軟性があり、
相手を感じるためのアンテナが張り巡らされている
ボディが要求されるよ。
全神経をフル回転させて、
「どんなリードがくるのか?」
「次は相手に何を伝えようか?」
という練習をした。
ものすごく興味深い練習だった。
きっとジョアンナとマリトースキーは
いつもやってるんだろうな。
種目もステップも決めず、何も決まりごとが
無いダンス。
一緒に踊る相手の動きのみを感じて踊ること。
この練習をジョアンナとしてみると、
すっごい気持ちよかったんだよね。
僕のリードに信じられないほど
素晴らしいフォローをしてくれた。
ラテンでもこんなに気持ちよく踊れるのかって
びっくりだった。
今思えば、ジョアンナは超絶技巧の持ち主だから
僕が自分の意志でリードしているようでも、
そうリードするようにリードされていたんだけど。
書いてるとなんだかややこしい(笑)
この練習の後に自分たちのルーティンを踊ると、
いつもと感触が全然違った。
特に組んでいる手の感触が違う。
手の指先の隅々にまで神経が行き届いた感覚。
相手の動きをしっかりと感じようとする感覚。
今までは慣れで踊っている部分があったんだけど、
そこを原点に戻れた気がしたよ。
社交ダンスは独りよがりじゃなく、お互いに
相手の動きを感じ合うことで気持ちがいい
一体感が生まれるよ。
コメント
>そうリードするようにリードされていた
リードを、うながされていた、ということでしょうか?
女性が、こう動きたいから、こうして~って。
なんとなく、分かるような気がします。
ソレイユさん、こんにちは。
あの感覚は、男性がリードするように
リードされていたと言えばいいのかな。
女性は常に動き続けていて「こうしたい」という
情報を男性がなんとなく嗅ぎ取れるレベルで発信していた感じですね。