体幹トレーニング:サイド強化



例会のなかで番つらいトレーニングが

サイド強化

 

でした。これはとにかくキツくて、本当に嫌だったね。

たぶん、部員全員が嫌いだったと思う。

当時は何の意味があるのかわからないトレーニングで、

自分が上級生になったら

「絶対廃止にしてやる!」と思っていました。

それほどきつい。

 

どういうものかと言えば、まずは床に横向きに

寝そべり、片腕で体を支えて持ち上げます。

両手は左右にまっすぐ伸ばし、足はピーンと

ひざを伸ばしたまま、重ねてずれないようにします。

 

この斜めTの字になったマネキンのような形で、

形を崩さずに(体のトーンを崩さずに)数分耐えるのです。

 

最初は1分も耐えることができません。

体中がブルブル震えだして、体がだんだんしなってきて

腰が床につき始めます。そうすると先輩から

「落ちるな!!!」

と怒鳴られる。

その声があまりにも恐ろしいので、恐怖のあまり

最後の力を振り絞り、体を持ち上げます。

人間て不思議なもので、もう駄目だと思ったところから

まだまだ頑張れるものなんですね。

 

右が終わったら左、左が終わったら右、

右が終わったら・・・・いつ終わるかわからないサイド強化。

これを毎回、基礎トレーニングとしてするんです。週3回。

 

目の前で上級生が一緒にしてくれるんですが、

中には恐ろしく強い猛者がいて、5分とか

サイド強化するんです。まず常人には不可能な時間ですよ。

 

下級生はみんな汗だくになりながらもへな~っと、

トーンがなく、バナナの皮みたいになって

落ちちゃうんですが、周りの先輩は許してくれません。

「落ちるなって言ってるだろ!!」

「もう無理ですぅ~勘弁してくださいぃ~」

なんて言い訳が通用しないのがこの競技舞踏部。

この地獄のようなトレーニング中でも返事をしないと怒られます。

「返事!!!」

「はい!!」

今思い出してもきつかったな。

当時の自分は、このトレーニングの意味が理解できず、

ただの根性トレーニングだと思っていました。

 

ところが、プロになりいろいろ勉強していると、

サイド強化は体幹トレーニングの一種だとわかってきました。

なんと!!プロ野球選手もこの

トレーニングをしていたのです!!

 

最近は体幹という言葉がよく使われます。

ダンスでも聞きますよね?体幹が強いと、

動きがぶれなくなり、腕や脚部の動きがスムーズになり

安定したダンスに繋がります。

 

そう考えると、先見の明があったということなのかも(笑)

かなりきついトレーニングですので、最初は肩肘をつく

姿勢にして、30秒くらいからがおすすめです。
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5 Responses to “体幹トレーニング:サイド強化”

  1. 匿名 より:

    今度、練習会でサイド強化30分やるそうなんですが…

  2. だてまき より:

    サイド強化のトレーニングは女子もやらされるのでしょうか。男子と同じように?

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