「もっと力を抜きなさい!」
って言われたことない?
言われたことがある人は筋肉量が多いんだよ。
筋肉がある人は、体を動かすときに
「筋肉」が主語、主役になることが多い。
一歩足を踏み出すのにも、
「どこの筋肉使えばいいんですか?」
手を上げるのでも、
「どこの筋肉を使えばいいんですか?」
って筋肉を意識する。
その結果、本当はそれほど筋肉を使わなくても
動ける場所なのに、必要以上に筋肉を
使ってしまって、形が崩れたり、
相手を振り回しちゃったりする。
一番まずいのは、筋肉が多い人は、
本当は立てないバランスでも
筋肉を使って立てちゃうこと。
これっていいようだけど、
本当はあまりよろしくない。
なぜなら、筋肉を使って立つことで
ナチュラルな立ち方じゃなくなっちゃうから。
ナチュラルじゃない立ち方の場所からは
自然なムーブメントを起こせないよ。
社交ダンスでは立つことに
そんなに力いらないから。
どの種目のステップだって、バランスを
とるのに筋肉が普通以上に必要ってことはないよ。
普通に歩ける筋肉があれば十分に踊れる。
ただ、そのいいバランスを見つけるのには
練習が必要だけどね。
質の良い社交ダンスっていうのは
それほど意識的に筋肉を使ってないんだよね。
ぶっちゃけると、
「筋肉が使わさる」って感覚の方がいい。
なんだか禅問答みたいだけどね。
例えば。
回転ずしに行ったとします。
そこで、大好きなネタの”えんがわ”のお皿が
流れてきました。
迷わず手を出します。
さて。
あなたはどこの筋肉を使って手を出しましたか?
腹筋?
上腕二頭筋?
広背筋?
即答できる人がいたら、ちょっとヤバいよ(笑)
普通の人は「あのお皿を取ろう」という意識で
手を伸ばしている。
身体をこうやって使おう!
とか全然考えてないんだよね。
社交ダンスも同じで、一歩足を出そうと
すればそれでOKなんだよ。
その結果、筋肉が使わさってる。
自分の感覚としてあまり感じられないかも
しれないけれど、必ず筋肉を使ってるよ。
これを違う言い方でいえば、
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