「痛っ！」
スタンダードの練習をしていて
パートナーに足を踏まれた。
あまりに痛かったので、抗議の気持ちを込めて
パートナーをジロっとにらんだ。
そしたら3倍の強さでにらみ返されたので、
思わず目をそらしてしまった。
パートナーは言った。
「踏まれる場所に足を出す方が悪い」
「・・・・」
くそう・・・
踏まれたのはこっちなのに、どうして
僕が悪者になっているんだ？
でも。
よく考えてみると、パートナーの
言っていることはほぼ正しい。
男性の足の位置がおかしいと、女性は
わざとじゃないけど足を踏んでしまう。
なぜなら、女性は男性の右ボディを目指して
踊っているのであって、足の位置を
探っているわけじゃないからね。
男性の足は基本的に自分の身体の下にある。
足の上をボディが通過していくことで、
体が進んでいく。
女性は、男性のボディを素直に
フォローしていくので、男性の足を
よけるなんて考えてないんだよ。
「足をよけて踊って」って言う方が無理がある。
ただ、僕はラテンダンサーだから足の向きが
外向きになっちゃうことがあるんだよね。
本当はつま先を内側に向けなければならない
ところなんだけど、つい外向きに出しちゃう。
結果、パートナーに踏まれることがある。
踏まれるのは自分が悪いことになってるから、
生徒さんと踊って足を踏まれたら
「すみません」って謝ってるよ。
お互いに「すみません」「すみません」
で変な感じだね（笑）
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