先日、あるカップルのラテンレッスンをしました。
スタンダードをメインに頑張っているプロカップル。
「近々ラテンの競技会があるから」
と頑張って練習していました。
あれ?
背伸びた?
今日はいつもより大きく見えるよ。
それとも僕が縮んだのか?
縮んで小さくなってしまったのか?
小さくなってミニ前掛けになってしまったのか?
一瞬そう錯覚するほど彼らは大きく見えた。
早速最初の1種目のチャチャチャを踊ってもらう。
おーやっぱりデカイ。
デカイぞ。今日はでかく見える。
しかもキレてる。
踊りにキレがある。
力強いし、動きが軽い。
力んでないから手足をヒュンヒュン振り出してる。
体はとてもいい状態です。
聞いてみました。
「あれ?背が伸びたんじゃない?」
そしたら
「ひたすら体の引き上げを意識してます!」
という答えが返ってきました。
とにかく体を引き上げることだけを
メインに練習してきたらしい。
それが見ていて明らかにわかります。
やることを一つに絞るって大事だよね。
しかもそれが周りで見ている人にわかるレベルにまでやる。
複数のことをいろいろとやろうとして中途半端になるより、
何か一つのことに全エネルギーを注ぎ込む。
それがか結果的に他の部分も引き上げてくれる。
体の引き上げをひたすらやっている
二人は単純に体が大きく見えます。
そりゃそうだよね。
体を引き上げるためには床を利用しているわけだから、
引き上げようとすればするほど床を押すことになり、
結果として体が大きく見えて行く。
しかも体が高い位置にあるから脚を振り出すことができ、
フットスピードがはやくなる。
んー、いいね。いい感じじゃない?
シンプルイズベストですな。
体が落ちてしまうとフットスピードを出すことはできない。
高い位置にいることで足を振り出すことができるので、
音楽のリズムをジャストのタイミングで捉えることができる。
ラテンって体をぐにゃぐにゃ動かしているような
イメージがある人も多いと思うんだけど、
実はそうでもないんだよね。
そういうイメージを持っている人はやたら
体を不必要に動かしたがるんだけど、
そんなに必要ないです。
それよりも床を踏んでまっすぐに立って、
スーッと動ける方がいいです。
僕もあさって競技会だ^^;
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