社交ダンス フォーメーションの作り方とタイミング、ラインの合わせ方



プロの競技会にはないけど、

アマチュアの競技会にある社交ダンス種目

それは

 

「フォーメーション」

 

特に学生は盛んだね。

僕は学生時代、3回フォーメーションチームに

参加したけど、あまり好きじゃなかった。

 

なんでそんなに一生懸命やるのかわかんなかった。

自分はラテンメインで踊っていたから、

別にフォーメーション出なくてもいいし。

どうせフォーメーションがんばっても勝てないし。

 

なぜかといえば、勝つ大学は力の入れ方がすごいんです。

 

だって、西部の方だと入部した時から四年間フォーメーション

専門で頑張るって決める人がいるんだよ?

 

そんな人達に対して、たかが半年間練習したってかなわない。

 

フォーメーションはよさこいのようなもの。

自分が!っていうより、いかにみんなで合わせて

ハーモニーを奏でられるかが勝負。

みんなが一糸乱れぬ動きをどれだけ出来るかが醍醐味。

 

だけど、好きになれなかったな。

 

社交ダンスのフォーメーションの作り方

んで、フォーメーションの作り方ね。

僕が作る場合、まず

参加カップル数を決める

 

数によってできる図形も変わってくるから。

カップル数が少ないと円と四角の区別がつかなくなるため、

もっとわかりやすい図形にするを必要があります。

 

曲を決める

テーマがある時はテーマに沿った曲を探して作る。

 

その時に複数の種目を入れること。

最低でも三種目は欲しい。

無理そうなら2種目でも構わないけどね。

 

図形を考える

できる図形は基本的なもので四角、丸、V字、逆V字、

縦1直線、縦2直線、横1直線、横2直線、斜め一直線、

などがあります。

 

たとえば、

最初は固まった小さな円でそこから外側に膨

らんで行って大きな円になる。

 

それからぐるぐる円に沿って回って、

左右に分かれて2直線になり、真ん中に寄ってきて入れ替わる。

みたいな感じで考えます。

 

ステップを考える

その図形になるにはどんなステップが使えるのか考える。

フォーメーションの場合は移動量の多いステップを

使った方が図形の作成が簡単です。

 

だいたいできたら、今度は向きを決めます。

全員こっち向きとか、お互い向き合うとかね。

 

あ、大事なことを言うの忘れてました。

 

フォーメーションを踊る上で超大事な心構えです。

それは「無理が基本」

です。

 

フォーメーションの場合は、ラインや向きを揃えるために

無理な回転量で踊ることがたくさん出てきます。

教科書無視の回転量です(笑)

 

でもラインを揃えるためならしょうがない。

無理でも無茶でもとにかく合わせる。

 

「ここまで回ると崩れるんですけど」

いいから回れ、と。

自分は崩れてもいいからラインを乱さない。

 

これがフォーメーションに必要な思考。

個々の技量よりも、全体で作り上げる

ラインの方が大事なのです。

 

社交ダンスフォーメーション ラインの合わせ方

ラインの合わせ方は頭の位置で合わせるのが基本。

 

例えば3カップルが縦一直線に並んだ場合、

正しく綺麗に並んでいれば、

一番後ろのカップルから一番前のカップルは見えないはず。

 

もし見える時はラインが崩れている証拠。

ってことは、キーパーソンは

前から二番目のカップルということになる。

 

二番目のカップルがまっすぐ一番目のカップルの後ろに

並ばないとその後のラインが全てずれる。

 

カップル数が増えれば増えるほどこのズレは大きくなる。

だから二番目のカップルには繊細な距離感覚、位置感覚が

要求されるのです。

 

一番目のカップルは決まった場所に行けばいいだけ。

 

ラテンの場合は頭を合わせる以外に

フリーアームも合わせる必要があります。

そこが難しいところ。

 

ポイントとしては、アームを合わせる場所を決めるってこと。

全てのアームを合わせることは不可能なので、部分的に合わせる。

 

例えばファンポジションになった時の手を出すタイミング、

手の位置、手のひらの向きを決める。

そこまでの過程は合わさなくてもいいよ。

 

ランジラインのアームを合わせる。

プロムナードランのアームを合わせる。

これでオッケー。

 

最後にフォーメーション裏技

これはフォーメーションでの禁断の秘技になります。

全てをきっちり足型にはめようとすると

どうしても無理が出てきます。

 

さっき、無理が基本って言ったけどそれでも無理なもの。

そういう時は「ダダダダダー」です。

 

「ダダダダダー」は足型無視の小走りのことを言います。

 

どうしてもステップが考えつかない時。

そういう時には、足型を無視して、みんなで小走りに

集まってきてポーズを作りましょう。これで完成です。

以上、社交ダンスのフォーメーションの作り方でした。

 

僕が学生の時にフォーメーションが強かったのは神戸大学。

何年も続けて優勝する常連校でした。

最近のフォーメーションを見たら、やっぱりすごい。

さらに進化してる感じでした。

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3 Responses to “社交ダンス フォーメーションの作り方とタイミング、ラインの合わせ方”

  1. yuyu より:

    前掛け先生、こんにちは。

    神戸大学、確かに強かったですね。
    関西の方はラテンのフォーメーションがあって、びっくりした覚えがあります。

    12月のパーティで、ラテンのソロフォーメーションをやります。要は、全員シャドウで踊ります。
    バシッと決まったらかっこよいのですが、なんせ、今、ステップのことばかりで、アームまでみんな気が回らず、正直、大丈夫かなと心配してます・・・

    グダグダに終わらないために、何か秘策はあるでしょうか・・・

    • 前掛け より:

      yuyuさん、こんにちは!

      フォーメーションでアームを決める場合は、
      部分的に揃えるといいですね。
      例えば、ファンポジションの時は手は横。
      ニューヨークなら斜め45度。
      スライディングドアなら上と横とか。

      それ以外の移動している部分に関しての
      フリーアームはあまり考えません。

      ポイントが揃っていればよく見えます。
      あとは練習ですね。
      時間がないけど、頑張ればなんとかなります。

      • yuyu より:

        前かけせんせい、的確なアドバイスありがとうございます。
        ポイントをそろえること、あとはやっぱり練習、踊りこみですね。
        みんなで作り上げていくことが、フォーメーションのいいところですよね。時間がありませんが、がんばります(^^)/

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